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コロナ禍の第30回雪崩事故防止セミナー

 
 雪崩事故防止研究会ASSHの活動を始めて30年。宿泊、講義に使える山小屋が欲しくて手稲パラダイスヒュッテを再建して27年。コロナ禍で北大は学外者の利用を停止。小屋があるのに宿泊も講義もできない時代が来るなんて夢にも思わなかった。それでも周辺で講習を行い、水洗トイレが使えるというのは大助かり。土曜日は氷点下11℃、激しい雪、ときどき強風。日曜日も寒くて氷点下8℃、ときおり雪煙が舞った。正月山行で足の指に凍傷を負った山スキー部員。寒さで足の激痛に耐えられなくなり、小屋に避難。パラダイスヒュッテがあって良かった。
 
 受講者は19名。そのうち学生11名(北大山スキー部3名、北大山岳部2名、酪農大学WV4名、北海道教育大WV2名)。19歳と20歳の若者たちだ。この10年、若者が自然に回帰する傾向が強まり、コロナ禍でいっそう若者が山へ行くようになった。消防や警察、自衛隊など公的救助機関の人たちが受講する流れは30年間、絶えることはない。今回は常連の地方の消防署からの参加がなく、北海道防災航空隊2名、陸上自衛隊冬季戦技教育隊2名だけだった。小規模な消防組織は、コロナ禍に自己防衛を図るしかないのだろう。
 取材は読売新聞と共同通信の2社。メディアに露出する機会が多いのも、雪崩事故防止研究会ASSHの特徴だろう。
 
 職場のコロナ規制で参加できない会員が続出。どうやって講習を行うか悩んだが、久しぶりに参加するという古参メンバーが集結。新しい会員と力を合わせることができた。そんなコロナ禍のおかげで30年目の“改革”を!と意気込んで新しい試みをやってみた。開拓者精神と多様な人材、異論があってこその雪崩事故防止研究会と思う。
 

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