第4回 講演会「雪崩から身を守るために」in 白馬《事前登録制》
盛況のうちに終了しました.
第4回 講演会「雪崩から身を守るために」 in 白馬
【日 時】 2023年12月11日(月) 14:00〜21:00
【会 場】 白馬村ウイング21 ホール
長野県北安曇郡白馬村北城2066
【定 員】 500名
【共 催】 白馬村・小谷村・一般社団法人白馬村観光局・一般社団法人小谷村観光連盟・雪崩事故防止研究会
【後 援】 公益社団法人日本雪氷学会雪崩分科会・公益社団法人日本山岳会・公益社団法人東京都山岳連盟・公益社団法人日本山岳ガイド協会・株式会社山と溪谷社・一般社団法人HAKUBAVALLEY TOURISM
【協 賛】 ・株式会社ミウラ・ドルフィンズ ・株式会社秀岳荘 ・株式会社ゴールドウイン THE NORTH FACE ・パタゴニア日本支社 ・アメアスポーツジャパン株式会社 ARC’TERYX ・株式会社アスティー ・イワタニプリムス株式会社 ・株式会社エヴァーグリーン・アウトドアーセンター ・株式会社キャラバン ・株式会社K2ジャパン ・日本山岳救助機構合同会社 ・FIELD EARTH ・株式会社finetrack ・株式会社マジックマウンテン ・マムート・スポーツグループジャパン株式会社 ・株式会社モチヅキ ・ミレー・マウンテン・グループジャパン ・株式会社エイアンドエフ ・有限会社玉家プロダクツ ・株式会社北海道気象技術センター ・株式会社フルマークス ・株式会社スプートニク ・HEAD Japan ・味の素 (順不同)
【プログラム】
司会:佐藤裕二(白馬村観光局)
14:00~14:05 開会挨拶 中村義明(小谷村村長)
14:05~15:05 「雪と雪崩の科学」(参考図書)
尾関俊浩(雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム、北海道教育大学)
15:10~16:10 「吹雪の基本知識と山岳雪崩との関係」(参考図書)
原田裕介(雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム、寒地土木研究所)
16:10〜16:25 《休憩》
16:25~17:15 「雪崩の捜索と救助 Avalanche Search & Rescue (AvSAR)」(参考図書)
中川伸也(雪氷災害調査チーム、日本山岳ガイド協会、natuers.)
17:15~17:45 「八方尾根スキー場の雪崩対策とHAKUBAVALLEYの取り組み」
石原洋一郎(八方尾根スキー場パトロール隊長、八方尾根開発(株)、日本雪崩ネットワーク)
17:45〜18:00 《休憩》
18:00~18:20 「ニセコの雪崩対策とその歴史
片山健也(北海道ニセコ町長)
18:20〜19:20 「雪崩死者ゼロをめざして〜ニセコルールとニセコ雪崩情報」
新谷暁生(ニセコ雪崩調査所、登山家、シーカヤックガイド)
19:20〜19:35 《休憩》
19:35〜20:55[討論]「これからの白馬の雪崩対策」
《ファシリテーター:福島洋次郎(白馬村観光局)》
片山健也(北海道ニセコ町長)
新谷暁生(ニセコ雪崩調査所所長)
中村義明(小谷村村長)
丸山俊郎(白馬村村長)
石原洋一郎(八方尾根スキー場パトロール隊長)
20:55~21:00 閉会挨拶
丸山俊郎(白馬村村長)
阿部幹雄(雪崩事故防止研究会代表)
- ※雪氷災害調査チーム:公益社団法人日本雪氷学会 北海道支部 雪氷災害調査チーム
- ※都合により講演時間、講演者等変更になる場合がございます。
【参考図書】 講演は参考図書に準じた内容となります。事前に一読することを推奨いたします。
講師紹介
尾関俊浩
1968年北海道生まれ。北海道教育大学教授。博士(理学)。北大基礎スキー部OB。2010~2014 (公社)日本雪氷学会雪崩分科会会長、2017年~同理事、同北海道支部雪氷災害調査チーム研究部門リーダー。第52次南極地域観測隊(夏隊)。雪氷物理学を専門とし、雪崩や着氷雪などの雪氷災害科学の研究を行なう。また、雪や氷を使った理科教材の研究にも取り組んでいる。共著に「山岳雪崩大全」、「増補改訂版雪崩教本」、「証言 雪崩遭難」(以上山と溪谷社)、「積雪観測ガイドブック」(日本雪氷学会)
- 北海道教育大学教授。北海道教育大学札幌キャンパス長。博士(理学)
- 共著に「山岳雪崩大全」、「雪崩教本」、「証言 雪崩遭難」(以上山と溪谷社)、「積雪観測ガイドブック」(日本雪氷学会)
原田裕介
1973年愛知県生まれ。(国研)土木研究所寒地土木研究所雪氷チーム主任研究員、博士(農学)、気象予報士、技術士(建設部門)。日本雪氷学会雪崩分科会幹事、雪氷災害調査チーム。1994年より信州大学農学部にて故若林隆三教授に師事し、山岳域の雪崩と積雪について研究。1999年より民間企業、2011年より土木研究所にて主に北信越・北海道・東北地方における道路の雪崩・吹雪対策のコンサルティングおよび研究に従事。将来、山岳域で役立つ雪崩予報の提供に少しでも貢献できるよう精進している。
- (国研)土木研究所 寒地土木研究所雪氷チーム主任研究員。博士(農学)。技術士(総合技術監理部門・建設部門)。気象予報士。
片山健也
1953年ニセコ町生まれ。民間企業を経て1978年にニセコ町役場入庁。幾度も町職員として雪崩事故遭難者の遺体捜索に出動した経験を持つ。商工観光課長としてニセコ雪崩対策に関わり、ニセコルールの制定、ニセコ雪崩情報の発信に尽力した。町長に就任以来、「住民自治」の実践と「資源循環型」の「共感資本社会」作りを進めている。ニセコ町は国の「環境モデル都市」、「SDGs未来都市」に認定されている。全国首長連携交流会共同代表、世界首長誓約日本運営委員会委員長代理、水資源全国自治体連絡会副代表、国民保養温泉地協議会会長ほか。
- 会計管理者を経て2009年10月にニセコ町長に就任。現在4期目。
- 著書「情報共有と自治体改革」、「自治基本条例は活きているか」(公人社)ほか。
新谷暁生
1947年札幌生まれ。札幌西高山岳部OB、酪農学園大学山岳部OB。北海道、ネパール、パキスタン、中国、アンデスなどの山々を登る。シーカヤックで知床をはじめ、世界の辺境の海をめぐる。ニセコの雪崩事故防止に関わり、ゲレンデのコース外滑走を認める画期的なニセコルール創設に尽力した。冬は毎日、「ニセコ雪崩情報」を発信し続け、雪崩研究者のサポートを積極的に行っている。
- シーカヤックガイド、登山家、ニセコ雪崩調査所所長
- 著作:「アリュー・トヘブン」、「バトル・オブ・アリューシャン」、「73回目の知床」(以上須田製版)、「北の山河抄」(東京新聞)
佐藤裕二
1955年北海道生まれ。スキー場運営会社である白馬観光開発㈱に勤務。栂池高原スキー場総支配人を10年間勤め、山岳遭難者救助に協力する。2016年より(一社)白馬村観光局事務局次長に就任し、FreeRide Hakuba大会開催と同時に白馬村で雪崩講習会開催の企画を担当していた。2024年春、(一社)白馬村観光局を定年退職。白馬村在住。
- (一社)白馬村観光局事務局・事務局次長。
中川伸也
1978年北海道生まれ、「natures.」代表。 日本山岳ガイド協会(登山ガイドⅡ、スキーガイドⅡ)、雪氷災害調査チーム。 14歳でスノーボードと出会いハーフパイプ競技に没頭し、プロ資格を取得するも競技から離れ、バックカントリーの世界に魅了される。「CAR DANCHI」シリーズなどDVD作品に出演多数。スノーボーダー、スキーヤーが楽しく安全に雪山を滑走して欲しいとガイドの道を歩む。活動拠点は、大雪山国立公園がある東川町。
- 「natures.」代表
- 日本山岳ガイド協会会員(登山ガイドⅡ、スキーガイドⅡ)