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ひとりひとりを丁寧に 〜雪崩サーチ&レスキュー講習会in白馬〜

 雪崩事故防止研究(ASSH)が主催し、日本雪氷学会北海道支部「雪氷災害調査チーム」のガイドたちが講師を務める雪崩サーチ&レスキュー講習会AvSAR。2日間のアドバンスコースが17日から、八方尾根スキー場で始まっている。
 ASSHの講習会の特徴は、最新の世界標準となる雪崩捜索救助の知見をひとりひとりに丁寧に、時間をかけ、理解できるまで教えること。いちばんの特徴だと思う。ガイドたちは、マニュエル・ゲンシュワイン(スイス)直伝の捜索救助法を受講者の力量、理解具合を確かめつつ教えていく。
 そんな講師と受講者の姿の中に命を救った者と救われた者がいた。今年2月、白馬乗鞍岳裏天狗で雪崩に埋没し、3時間後に生存救出された西山勇さん。雪崩トランシーバーの電源を入れ忘れるという失敗を犯したのだが、 “スラロームプロービング”という最新の捜索方法で救助したのが、高田健史さんたちだった。西山さんは、「雪崩のことをいちから学びなおしたい」と言って講習会に参加してくれた。
 二人の姿を見ながら、2015年からマニュエルを北海道に招き、AvSAR講習会を続け、ほんとうに良かったと思う。
ほかにも西山さんを救助した双樹智道、佐々木大輔さんも講師として参加している。
 受講生たちが雪崩から、自分や仲間の命を守り、いつかどこかで遭遇するかもしれない雪崩事故現場で、誰かの命を救って欲しいと思う。
(阿部幹雄)

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