雪崩学校

Talk & Lecture

雪崩防止・救助・安全に関する講習会

北海道をはじめ全国各地に当研究会から講師を派遣して2時間程度の雪崩講習を開催します

雪崩学校

例年1月~3月に東京都内で開催する小規模な講演会です。
共  催:雪崩事故防止研究会・finetrack
特別協賛:日本山岳救助機構合同会社(jRO)
会  場:FineTrack Tokyo Base,Hibiya HUT
受 講 料 :1クラス2,000円 
開催日程・会場詳細は雪崩事故防止研究会HPで公表します。

●「雪崩のリスクマネジメント (行動と装備)」
●「雪崩の医学〜低体温症と凍傷」
●「雪氷災害調査チームの雪崩事故調査報告」

開催済みの「雪崩学校」

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「雪崩学校」第2弾「雪崩リスクマネジメント ~行動と装備・雪崩捜索救助~」の報告です。

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それぞれが生と死に向き合う人生を歩んでいる3人

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【企画趣旨】 (2025-26シーズン)

 雪崩により死亡した北海道大学の学生は 28 名。 雪崩事故防止研究会は北海道大学山スキー部、山岳部、ワンダーフォーゲル部の OB3 名によって 1991 年に設立されました。北海道大学低温科学研究所の研究者、雪山を楽しむスキーヤー、登山者、医師、ガイド、消防士、看護師らが仲間に加わり、雪と雪崩の科学、気象、低体温症、雪崩トランシーバー(ビーコン)を用いた捜索救助法などの啓発・教育活動を北海道で続けています。2018 年から活動を本州へ拡げました。

 活動を本州へ拡げた理由は、高校生ら 8 名が亡くなった那須雪崩事故(2017 年3 月 27 日)が起きたからです。この事故調査に会員が関わりました。雪崩の科学的な知識、雪崩を回避する知識があれば、那須雪崩事故は防げたはずです。雪崩の捜索救助法と低体温症の知識があれば、もっと助かる命があったはずです。私たちは改めて、雪崩事故防止に教育が不可欠だと認識しました。2018 年 3 月に栃木県で講演会と講習会を開催し、2019 年に東京、2020 年に白馬で講演会を開催するようになりました。2024 年 3 月、鳥取県の大山で登山者 2 名が死亡する雪崩事故が起きました。「雪崩は起きない」と思い込む登山者。「まさか雪崩に遭うとは思わなかった」と異口同音に語るスキーヤー。このままでは大山で雪崩事故が激増すると危機感を抱きました。そのため大山の登山、スキーヤー、遭難者救助に奔走する人たちと第1回大山講演会と講習会を開催しました。こうして講演会を全国5会場で開催するようになりました。

 講演会参加数は、 2020 年 1,280 名、 2021 年 1,135 名、 2022 年 960 名、2023 年 1,160 名、2024 年は 980 名でした。昨年減少したのは、東京講演会のオンライン参加を廃止したためです。 いずれの会場も雪崩に関する知識を求める人たちの“熱気”と“真剣さ”が溢れました。雪崩事故防止研究会は、 2025 年も講演会、講習会活動を継続、 雪崩事故を防ぐためにプログラムの改革を進めます。雪山を楽しむ人々が、 「山から生きて還るために」。

雪崩事故防止研究会

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雪崩事故を防ぐための科学的知識と最先端の実践的対策を啓発するボランティア団体です。

【問い合わせ先】
代表:阿部 幹雄
E-mail ask@assh1991.net

【事務局】
〒064-0921
札幌市中央区南21条西8丁目 1-37
(株)石田商店内