arva Evo5の自動復帰モード
※末尾に動画がございます。
EVO5は、捜索中に二次雪崩が発生した場合のために、送信モードへの自動復帰機能を備えています。
この機能は、捜索モードにしてから8分後に4回のビープ音が鳴り、「AUTO REVERT」の表示と共に10秒のカウントダウンを開始、このタイミングでマーキングボタンを押さない場合は、そのまま発信モードに切り替わるというものです。
留意点は、
・動きを感知するセンサーを備えていないので、捜索行動中にも自動復帰がスタートすること。
・一度マーキングボタンを押して自動復帰を解除しても、8分毎の自動復帰が繰り返されること。
・デフォルトでこの機能はONになっていて、変更も解除もできないこと。
過去に、初期型のBCAトラッカーDTSが同様の自動復帰機能をデフォルトでONにしていました。そのため、雪崩講習会の捜索訓練時に、捜索チームのメンバーのトラッカーDTSが誤発信状態になってしまい、捜索が混乱するということがしばしば起こりました。サーチャー以外のメンバーは雪崩トランシーバの画面を注視しているとは限らず、また、捜索現場は騒がしくてアラーム音に気付かないことがあるためです。
どうかEVO5のユーザーはマニュアルを良く読み、機能を把握したうえでご使用ください。
リーダーも、メンバーの雪崩トランシーバーの機種を把握し、誤発信による捜索の混乱を防ぐように留意してください。
もし捜索時に混乱が生じた場合は、一旦捜索を中止して、全員の雪崩トランシーバーの状態を確認することを推奨します。